久我相国は殿上にて水を召しけるに 一言でいうと久我相国は、素焼きの杯ではなく、まがりという器で水を飲んだ。 原文久我相国こがのしやうこくは、殿上てんじやうにて水を召しけるに、主殿司とのもづかさ、 土器かはらけを奉たてまつりければ、「まがりを参らせよ」とて、 まがりしてぞ召しける。 現代語訳久我相国が殿上で水をお求めになると、主殿司(宮中の雑務を担う役人)が素焼きの杯を差し上げた。相国は「まがりを持って参れ」と言い、まがりという器で水をお飲みになった。 アプリで声に出す 全244段の目次底本: 烏丸光広本『徒然草』校訂本文(やたがらすナビ・CC BY-SA 4.0)出典と照合について