久我相国は殿上にて水を召しけるに
一言でいうと
久我相国は、素焼きの杯ではなく、まがりという器で水を飲んだ。
原文
久我相国は、殿上にて水を召しけるに、主殿司、
土器を奉りければ、「まがりを参らせよ」とて、
まがりしてぞ召しける。
現代語訳
久我相国が殿上で水をお求めになると、主殿司(宮中の雑務を担う役人)が素焼きの杯を差し出した。相国は「まがりを持ってこい」と言い、まがりという器で水をお飲みになった。
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底本: 烏丸光広本『徒然草』校訂本文(やたがらすナビ・CC BY-SA 4.0)