そらんじ徒然草

みな結びと言ふは糸を結び重ねたるが蜷といふ貝に似たれば言ふ

一言でいうと
「みな結び」の名は巻貝の蜷に似た形から来ており、「にな結び」は誤りである。
原文
「『みな結び』と言ふは、いとを結び重ねたるが、みなといふ貝に似たれば言ふ」と、
あるやんごとなき人、仰せられき。
「にな」と言ふは誤りなり。
現代語訳
「『みな結び』という名は、糸を何重にも結んだ形が、蜷(みな)という巻貝に似ていることから付いたのだ」と、ある高貴な方がおっしゃった。「にな」と呼ぶのは誤りである。
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底本: 烏丸光広本『徒然草』校訂本文(やたがらすナビ・CC BY-SA 4.0)