そらんじ徒然草

吾妻の人の都の人に交はり

一言でいうと
自分が育った社会を離れ、よその流儀に交じって身を立てようとする姿は見苦しい。
原文
吾妻あづまの人の、みやこの人に交はり、都の人の、
吾妻に行きて身を立て、
また本寺ほんじ本山ほんざんを離れぬる顕密けんみつの僧、すべて、
わが俗にあらずして、人に交はれる、見苦し。
現代語訳
東国の人が都の人々に交じること、都の人が東国へ行って身を立てること、また、もとの寺や本山を離れた顕教・密教の僧など、総じて自分が属してきた社会を離れてよその人々に交じっている姿は、見苦しいものである。
全244段の目次
底本: 烏丸光広本『徒然草』校訂本文(やたがらすナビ・CC BY-SA 4.0)