左義長は正月に打たる毬杖を真言院より神泉苑へ出だして焼き上ぐるなり
一言でいうと
左義長の囃子に出てくる「法成就の池」は、毬杖を焼く神泉苑を指している。
原文
さぎちやうは、正月に打たる毬杖を、
真言院より神泉苑へ出だして、焼き上ぐるなり。
「法成就の池にこそ」と囃すは、神泉苑を言ふなり。
現代語訳
左義長とは、正月に遊んだ毬杖(木の玉を打つ遊びの杖)を真言院から神泉苑へ運び出し、焼き上げる行事である。「法成就の池でこそ」と囃す、その池とは神泉苑のことをいう。
全244段の目次
底本: 烏丸光広本『徒然草』校訂本文(やたがらすナビ・CC BY-SA 4.0)