そらんじ徒然草

人突く牛をば角を切り人食ふ馬をば耳を切りてその印とす

一言でいうと
危険な動物には印をつけて事故を防ぐ責任があり、人を襲う犬は飼ってはならない。
原文
人突ひとつく牛をば角を切り、人食ふ馬をば耳を切りて、
そのしるしとす。
しるしを付けずして、人をやぶらせぬるは、ぬしとがなり。
人食ふ犬をば、養ひ飼ふべからず。
これ、みな咎あり。
りついましめなり。
現代語訳
人を突く牛は角を切り、人にかみつく馬は耳を切って、その印とする。印をつけないまま人にけがをさせたなら、飼い主の罪である。人をかむ犬は養い飼ってはならない。これらはすべて違反であり、律令の禁令である。
全244段の目次
底本: 烏丸光広本『徒然草』校訂本文(やたがらすナビ・CC BY-SA 4.0)