そらんじ徒然草

犯人を笞にて打つ時は拷器に寄せて結ひ付くるなり

一言でいうと
罪人を笞で打つ拷問の道具も作法も、今では知る人がいない。
原文
犯人ぼんにんしもとにて打つ時は、拷器がうきに寄せて結ひ付くるなり。
拷器がうきやうも、寄する作法も、
いまはわきま知れる人なしとぞ。
現代語訳
罪人を笞(木の枝で作ったむち)で打つ時は、拷器(拷問のための道具)に寄せて縛り付ける。その拷器がどのような形だったかも、罪人を寄せる作法も、今でははっきり知る人はいないという。
全244段の目次
底本: 烏丸光広本『徒然草』校訂本文(やたがらすナビ・CC BY-SA 4.0)