車の五緒は必ず人によらず
一言でいうと
五つ緒の牛車は特定の地位の人だけのものではなく、家柄に応じた最高の官位に達すれば乗るものだ。
原文
「車の五緒は、必ず人によらず、ほどにつけて、
きはむる官・位に至りぬれば、乗るものなり」とぞ、
ある人、仰せられし。
現代語訳
「簾を五筋の緒で掛けた五つ緒の牛車は、必ずしも特定の地位の人だけが乗るものではない。それぞれの家柄に応じて、その家柄で極められる最高の官職や位にまで達すれば乗るものである」と、ある方がおっしゃった。