車の五緒は必ず人によらず
一言でいうと
五つ緒の牛車は特定の家柄だけのものではなく、官位が相応なら乗ってよい。
原文
「車の五緒は、必ず人によらず、ほどにつけて、
きはむる官・位に至りぬれば、乗るものなり」とぞ、
ある人、仰せられし。
現代語訳
「簾を五筋の緒で掛けた五つ緒の牛車は、必ずしも家柄によって乗るものではない。その人の身分に応じて、その家柄で極められる最高の官職や位にまで達すれば乗るものである」と、ある方がおっしゃった。
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底本: 烏丸光広本『徒然草』校訂本文(やたがらすナビ・CC BY-SA 4.0)